Appleの価格設定

2023.07.30

今日は日本人が大好きAppleの価格設定の話をします。


その前に、価格のアンカー効果について話をします。


商品を選ぶ時に価格が高いのか低いのかって判断をしますよね?


そのときに、最初に提示された価格が印象に残って、その後の判断にまで影響するよっていうのがアンカー効果なんですね。


最初に提示された価格ではなくても、印象に残っている価格がアンカー価格になることも多いです。


例えば、毎日牛乳をスーパーで100円で買っているなら、あなたにとって牛乳のアンカー価格は100円となっていて、コンビニで同じ容量の牛乳を買おうとしたときに高く感じてビックリしちゃうんです。


逆に、コンビニ価格がアンカーとなっている場合は、スーパーの価格を見て感動しちゃうんですね。


ざっくりとアンカー価格ってこんな感じなんですけど、新しい商品やサービスのときってアンカーとなる価格がないので、販売側の言い値が基準になるんです。


そこで、Appleさんやってくれました。


初代iPhoneを発売したときの価格帯は499~599ドル。


スマートフォンという携帯の概念を変えた目新しい商品には、アンカーとなる価格をみんな持ち合わせていないので、499~599ドルがiPhoneのアンカー価格となるんですね。


そして、そして。


なんとその数か月後には200ドルも価格を下げて販売したんです。


Apple完全にやってますよね。


そりゃ200ドルも下がったら、お買い得感凄いじゃないですか。
案の定、値下げ後の販売数はかなり伸びたました。


これも、戦法の1つではあるので、あなたも頭の片隅には入れておいてください。


ということで、今日はアンカー価格をコントロールすると売上にも影響するよって話でした。


これはAppleのみならず、テレビショッピングなども頻繁に使われてる手法なので、アンカー価格のすり替え(あえて高い金額を印象付けて最後に「今だけ〇〇円引き!」みたいな)に注目してみてください。


今日も最後までありがとうございました。
では!

#マーケティング#マーケティング戦略#マーケティング勉強

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