突然ですが、あなたが灼熱のビーチで生ビールの販売を行うとなった時、どうやって売りますか?
いやいや、灼熱のビーチなら何もしてなくても売れるでしょ!
って人もいると思いますが、それじゃ隣に同じような人が現れた場合、完全に売り上げは半分になってしまいますよね。
半分どころか、ライバルが少し工夫した売り方を始めたら半分以下になりますよね。
これが個人でやっているなら「自分の責任だな」と割り切れるのですが、会社でやっていた場合、最悪の場合社員を解雇しないといけない状況だってあるわけです。
もっと言えば、解雇した社員に家族がいた場合、悲しい思いをしてしまう人がたくさん出てしまうよねって話です。
だったら、少し知恵を使って、社員やその家族を喜ばせたいじゃないですか。
5秒でもいいのでビールの売り方を考えてもらえたら嬉しいです。
で、今回は【集客に困ったら】という話なのですが、今から実際にビーチでビールを面白く売った有名な実例をご紹介します。
これが本当にもうマーケティングなんです。
以前、マーケティングとは「人の心を動かすこと」なんて言いましたが、少なくとも僕がそのビーチにいたら心が動いていたと思います。
その方法とは、「氷で作ったグラスをビーチにいる人に無料で渡す」です。
想像してみください。
灼熱のビーチに氷のグラス。
気分が上がりませんか?
写真撮ってインスタにアップしたくないですか?
それが観光客なら更に気分上がりますよね。
しかも、氷のグラスを作る原価っていくらなのよって話なんです。
当然、水だけで氷は作れますよね。
ってことは数円で氷のグラスは作れるんです。
そのグラスでビールを700円とかで売れば、ビールの原価とか考えても良い利益になりますよね。
これが僕が好きなマーケティングの実例なんですけど、ここで重要なのって、いきなりビールを売っていないことなんです。
ビール買ってください!
じゃないんです。
あくまでも、「ビールが買いたくなる仕組み」を作っているんです。
まさに、人の心を動かしているんです。
もっと踏み込んで言えば、人の心を動かす仕組みを作っているんです。
この「人の心を動かす」ときのポイントは、ビールを買う人は何を求めているんだろう?と考えることです。
あなたがビール(お酒)を飲む時って何を求めてますか?
当然、味そのものが好きって人もいますが、楽しい時間だったり、高揚感だったり、ロマンチックな時間だったり、たくさんあると思うのですが、「お酒を飲んだその先」を求めていることの方が多いですよね。
ジムだったら、運動そのものよりもジムに通い続けた成果を求めることが多いと思いますし、ドリルを買う人は、ドリルが欲しいんじゃなくて穴を掘りたいんです。
そんな風に、今自分たちが提供しているサービスそのものにこだわりを持つことも当然大事なのですが、お客さんっていったい何を求めてうちに来るんだろう?と考えてみてください!
少しでも集客のヒントになれば幸いです!