行列店の秘密

2023.03.21

今日は、先日あった「あ~確かに」と思ったことを共有させてください。


僕たちアドバンスは「バズパス」というクールでめちゃくちゃイケているグルメサイトの運営をしているんですけど(今度詳しく紹介させてください)、日曜日に千葉県のイベントに参加させてもらって、飲食店さんにお声がけさせてもらったんですね。


で、野外でのイベントだったので、8割くらいがキッチンカーだったんですけど、そこで少し面白いお話を聞かせてもらったんです。


それは、「少し待たせて行列を作る」です。


普通、屋内の飲食店さんだと席数に限りがあるのでピークタイムは出来れば回転率を上げてなるべく多くのお客さんに入って欲しいじゃないですか。


でも、そもそも席数のないキッチンカーの場合はあえて少し待たせて行列を作った方が、「おっここは人気だな」と思ってもらえて行列が行列を呼ぶ現象が起こるんですね。


逆に回転率が良すぎると、行列ができないので「流行っていない店」だと思われてしまうんですね。


なんか面白くないですか?


特に、規模の大きいイベントやお祭りだと「唐揚げ」とか「かき氷」で丸被りすることって全然あるじゃないですか。


そんなとき、片方がガラガラで、もう片方が行列できていたら「せっかくなら人気のある方を食べたいな」って思う人は多いと思うんですね。


普通に考えたら、待つのって嫌だし設備的にも屋台やキッチンカーって味の大きな差別化って難しいので、行列のない方を選んだ方が良いと思うんですけど、人間は必ずしも合理的じゃなくて感情で動いてしまうって証拠ですよね。


不動産屋さんが「この次も内見希望者がいるので」と焦らしたり、「残り○個」とあえて在庫数を表記するのも、こういった人間の感情の部分を揺さぶろうとしているんですね。


多用すると嫌われるかもしれないですけど、ある程度使うくらいなら売上の貢献になるかと思います。


ということで、行動経済学はあなたのビジネスにも結構活きると思いますって話でした。


いつも最後まで読んでくれてありがとうございます。
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引き続き、少しでも参考になるようなお話ができればと思いますのでよろしくお願いします。
では!

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