今日は、その節約って正しいのか?って話をします。
家計でも会社経営でも同じことが言えるんですけど、健全な資金状況を作るために節約しているのに結果的にマイナスになる行動をしている人って結構多いんですね。
例えば、家計の節約をするために100円安い野菜を買いに隣町まで1時間かけてスーパーに行ったとします。
単純に考えて、普段買う野菜よりも100円安いので100円得した(節約した)ことになるんですけど、この裏には「1時間というコスト」がかかっているんですね。
つまり、考え方を変えてみれば時給100円で動いたことになるんですね。
これって「節約」という言葉のおかげで得したような気分になっていますが、時給1000円で働いた方が圧倒的に得じゃないですか?
1時間かけて100円安いスーパーへ行くのと、1時間1000円で働くのって1時間あたりに900円の差があるわけじゃないですか。
これって勿体なくないですか?
とはいえ、これは話を分かりやすくするために一般家庭の例を出したのであって、現実は小さなお子さんがいたりとかで1時間働くことができないってことは多々あると思うんですね。
だから、取れる手段が節約しかない人が節約に注力するのは素晴らしいことだと思います。
でも、会社となると別じゃないですか?
会社の目的って利益を出すことじゃないですか。
どれだけ立派なビジョンがあっても利益が出せていないと会社の存続ができなくなってしまいますよね。
なので、企業は節約も大事なのですが、その裏にあるコストもしっかり考えないといけないんですね。
で、実際ご相談をいただく時に結構耳にするのが「そこは自分でなんとかするので」って言葉なんですね。
この考え方を持っている人は、本当に節約できているのかを考えて直してみてください。
例えば、本業じゃない部分をプロに任せずに自力でなんとかしようとしたときに、本来集中するべきである本業に割く時間が無くなっていませんか?
無くなったその時間で本業に集中していれば、プロに頼む費用なんて実は余裕で稼げていたかもしれませんよね。
なので、あなたも節約をする時は、その裏に隠れている「節約するためのコスト」を考えてみてください。
ということで、今日は一見節約しているように見えるけど、実は損している可能性もあるよって話でした。
今日もありがとうございました。
では!
2023.11.10