今日は、改めて「届ける大切さ」について話そうと思います。
当然、商品開発やサービス改善は「自分たちが1番でしょ」って部分まで突き詰める必要があると思うんですけど、それだけだとやっぱり売れないんですね。
世界で一番美味しい水でも知られなければ売れないし、世界で一番不味い水でも砂漠なら飛ぶように売れちゃうんですね。
つまり、商品やサービスがどれだけ良かろうが悪かろうが、届け方次第では全く売れないこともあれば飛ぶように売れることもあるんですね。
かつて世界で最高のコピーライターと言われたゲーリー・ハルバートが、セミナーでとある質問をしました。
それは、「もし私とあなた達がハンバーガー屋を始めて、誰が一番売れるか競争をするとして、あなたはどんな条件が欲しいですか?」でした。
「秘密のレシピ」,「最高の牛肉」,「隠し味のソース」,「最高の立地」
セミナー会場の答えはバラバラでした。
そして、ゲーリー・ハルバートが言います。
「わかった。それら全部あげるよ。でも、それじゃ僕に勝てないよ?僕が欲しい条件はたった1つだ。それがあれば絶対負けない」と。
ゲーリー・ハルバートが欲しがった条件は何だと思いますか?
少し考えてみてください。
あなたもハンバーガー屋をやるとして、どんな条件をもらって勝負しますか?
ゲーリー・ハルバートが欲しいと言った条件は、「お腹を空かした人たち」でした。
ついつい、僕たちは売れるために商品やサービスの質ばかりを考えてしまうのですが、そもそも届ける人があっての物種なんですね。
冒頭の砂漠の話と同じなのですが、ハンバーガーの味が他社と比べて多少劣っていても「お腹を空かせた人たち」がいれば売れるんですね。
なので、「お腹の空かせた人たち」つまりは自分たちの顧客見込みは、どこにいるんだろうと考えてみることって非常に大事なんですね。
良いモノを作り続けていれば売れるっていう素敵な時代であれば良かったんですが、悪いモノでも「届け方が上手ければ売れる」という時代なんですね。
商品を第一に考えることは決して時代遅れでもなく、素敵な考え方なので並行して「届け方」も商品と同じくらい意識してみください。
ということで、今日はやっぱりマーケティングって大事だよねって話でした。
今日も最後までありがとうございます。
では!