社員をサーフィンに行かせよう

2023.03.24

イヴォン・シュイナードをあなたはご存知ですか?
日本でも人気の「パタゴニア」の創設者です。


パタゴニアはアウトドア用品などの製造販売会社ですが、実はイヴォン・シュイナードは登山やサーフィンが大好きなんです。


14歳の時にクライミングをはじめたシュイナードは、クライミングの際に使われる軟鉄製のピトンがいったん打ち込んだら二度と抜けず、岩にたくさん打ち付けられていることに心を痛めていたんですね。


そこで、独学で鍛造(たんぞう)を学び、繰り返し使えるピトンを製造します。


これがクライミング仲間からの評判を呼び、パタゴニアの創業に繫がりました。


今でこそ、パタゴニアと聞けばすぐにアウトドア用品の会社だなと分かる人も多いですが創設のキッカケは趣味なんです。


「辛い事に耐えて給料を貰う」
「楽しいはずがない」
「仕事は辛いもの」


仕事と聞くと、こんな連想する人がほとんどだと思いますがシュイナードは違います。


シュイナードというか、上手くいっている人は違います。

「仕事が楽しい」
「もっと喜んで欲しい」
「辛いことがあっても続けたい」


上手くいっている人は仕事に使命ややりがいを感じています。


投資家として有名な大富豪ウォーレン・バフェットは、90歳を超えた今でも仕事を続け、仕事はタップダンスをするようで楽しくて仕方がないのだと言っています。


彼に言わせれば、好きになれない仕事を続けている人は、お金のために好きでもない人と結婚するのと何一つ変わらないのだと言います。

で、今日僕が話したいことは、良い人材が欲しいなら、まずあなたが率先して夢中にならないといけないよってことです。


もし、あなたが就職活動をしているなら、どんな会社に入って、どんな上司と仕事がしたいですか?


やっぱり、せっかく働くならやる気のある会社や上司じゃないですか?


モチベーションの高い人材なら、なおさらこの部分は強く意識すると思います。


だって、自分の会社や上司が自分たちの事業に対してモチベーションを持てていないなんて怖くないですか?


それが自分の未来になる可能性も高いわけで。


なので、夢中になってくれる人材が欲しいのであれば、まずあなたが一番夢中になるべきなんですね。


すごく当たり前のことを言っているのですが、立場が変わってしまうと他人への想像力を欠いてしまうのが僕たち人間なので、あえて言わせてください。


『もし、仕事ができるから幸せになるのではなく、幸せだからこそ仕事ができるのだとしたら、「来週の水曜日の午後2時にサーフィンに行く」と決めるのではなく、いい波が来たらすぐに仕事をほっぽり出してサーフィンをしなければならない。』


クライミングの他にもサーフィンが大好きなシュイナードは、このように語っています。


実際に、パタゴニアの社員は仕事中にサーフィンに出掛けることがあるそうです。


実はパタゴニアが世界各国に展開する支社はすべて海のそばにあるんです。
もちろん、いつでも社員がサーフィンに行けるように。


これは単なる放任ではないんです。


・勤務時間中にサーフィンに行けば仕事の遅れは自分の責任で、残業や休日出勤で取り戻す。

・いつ働き、いつ遊ぶのか、上司に相談するようでは一人前ではない。

・職場を離れれば仲間の負担が増えるので、いい波が来た時に「楽しんでおいで」と送り出してもらうように普段から仲間と言い関係を築く。

・午後からサーフィンに行こうと企んでいる日の午前は、いつもより仕事が捗る。


このようなシュイナードの思想が込められているんです。


ここまで自分の事業や人生に夢中になれる会社や上司って最高じゃないですか?


ということで、今日は最高の仲間が欲しいなら、まずあなたが人生と事業に熱中して生きてみようって話でした。


今日も最後までありがとうございます。
では!

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