相談しないリスク

2023.03.26

今日は、相手を気遣って相談しないことが結果的に組織にとって良くない事態を招くこともあるって話をします。


これは、他でもない僕自身の話なのですが、もしかしたら僕と同じような人もいるかもしれないので共有させてください。


昔から僕は人に相談することが結構苦手で、その理由が相手の時間を奪ってしまうことになるし、「どうしようもない事」を相談したところで解決にはならないと思っていたからです。


例えば、仮に僕がすごく自分の容姿について自信がないとして(実際はめちゃくちゃハンサムです)、それを誰かに相談する場合。


この相談って、相手が答えられるカードとしては、「全然そんなことないよ」や「男は中身でしょ」や「いやいや男前じゃん」っていうのがあると思うんですけど、これって相談の解決にはなかなかならないと思うんですね。


仮にその回答で、一時的に自分に自信を持てたとしても、やっぱり僕自身が他人の意見とは別に自分に自信を持たないと悩みって消えないと思うんです。


そうなってくると、相談してたところで僕の容姿は変わるわけでもないし1回の相談で根本的な自信になるわけでもない。


これ、相談の意味あるかな?
結局相手に無理矢理「かっこういい」という言葉を引き出そうとしている作業なんじゃないの?
って僕は思ってしまうタイプなんですね。


で、これ例ってプライベートな問題なので、迷惑をかけるとしたら友人だけなんですけど、仕事は別です。


僕が仕事との向き合い方や気持ちの作り方で悩んでいるときに「まぁ相談しても変わらないし、自分で解決するしかないよな」って思ってずっとフルパワーで仕事に向き合えていなかったら、同僚に迷惑をかけるしチームプロジェクトにも影響が出てしまう。


当然、それはクライアントにも迷惑にもなるし、もっと言えば会社に損失を出してしまって同僚の家族にも迷惑をかけてしまう事態になるかもしれない。


これ、クライアントや会社の損失にはなってないものの、実際僕が陥った状態なんですね。


今思えば本当に迷惑をかけてしまったと反省しているのですが、相談することが迷惑だと勘違いしてしまっていたんですね。


「弱音を吐くな」とか「愚痴をこぼすな」って確かに正解なんですけど、人間誰しも弱気になる瞬間は絶対あるし、自分の状況を同情したくなるタイミングもあるし、愚痴(悪口とかじゃないよ)をこぼさないとやっていけないタイミングってあると思うんですね。


それを他人に相談せずにずっと自分に抱えてしまうと、結局自分のテンションが下がってしまって周りを巻き込んでしまうんです。


だから、少し自分で「あーこれ少し気分落ちてるな」と思ったら、やっぱり相談した方が良いと思ったんですね。


相談することで、相手も「こいつは気分少し落ちているんだな」という把握ができる。


そうすると、追加で頼もうと思っていた仕事を違う誰かに頼めるかもしれない。


もし、気分の落ちている僕に頼んでいたら、ミスが起こったかもしれないしフルパワーで向き合えないかもしれない。
という事態を避けられるというメリットが相手にもあるんです。


ただし、ここが凄く重要なんですけど、「自分自身を引き上げてくれる人」に相談してください。


それこそ相談相手も一緒に負のループに入ってしまうと、意味がないのでしっかりとあなたを引き上げてくれる人を選んでください。


ということで、今日は気を使って相談しないことが結果的に組織の損失になるかもしれないので、相談できる相手には迷わず相談しようって話でした。


「こんなこと相談したら悪いかな?」とか「やる気ないと思われないかな?」とか心配せずに信頼できる人に相談してみてください。


いつも偉そうなことばっかり言ってるので、こんな初歩的な失敗談を話すのは恥ずかしいですけど、これを読んだあなたの人生に少しでも参考になれば嬉しいです。


今日も最後までありがとうございます。
では!

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