少子高齢化と言われて長い日本ですが、今日2022年の出生数が厚生労働省から発表されましたね。
その数は過去最少の79万9728人で、統計を取り始めた1899年以降、初めて80万人を割ったんだとか。
しかも、死亡数は過去最多の158万2033人。
で、出生数から死亡数を引いたものを「自然減」っていうんですけど、その数値が78万2305人。
つまり、日本の人口が78万2305人も減っているということですね。
この数値にも驚いたのですが、国立社会保障・人口問題研究所というところの予想では、出生数が80万人を割るのって2030年だったらしいんですね。
それが8年早い2022年に割ってしまったんです。
コロナの感染拡大もあって、出産を先送りする「産み控え」の影響があるとされているんですけど、8年も早く少子化が進んでいくって結構エグくないですか?
しかも、この人口減少ってすぐには抑えられないですよね。
ネットの情報によると、出生率の低下が社会的関心を集めて政策課題として取り上げられるようになったのが1990年らしいんですけど、この30年で効果的な少子化対策を取れていないということは、希望的観測はしない方がいいと思います。
まぁそこは僕たちがもっと政治に関心を持って、政治参加していくことが大事だと思うんですけど、当然すぐには少子化対策はできないじゃないですか。
じゃあ、しばらく人口が減っていく日本でどうやって商売していくの?
っていうのが今日の話です。
前置き長すぎてごめんなさい。
で、いきなり結論からいうと「厚利少売」をしていった方が良いと思っています。
「厚利少売」って何かというと、薄利多売の逆で「売れる数は少ない商品やサービスだけど1つ1つの利益率は高い商売」ってことです。
当然といえば当然なのですが、これからどんどん人口が減っていくってことは、そもそも多売(たくさん売ること)が難しくなってくるんですね。
だったら、数は少なくなるかもしれないけど利益が多く取れるサービスを展開していった方が会社としては生き残りやすくなるんです。
ただ、ここで僕たちが注意しないといけないのが、「高品質&低価格」を美徳としているところです。
日本って世界のなかでもサービスが凄いって言われていますが、それはそれで「高品質」として凄く素敵なことだと思うんですけど、「低価格」っていう部分から卒業しないと危ないなって思っています。
「価格を上げるとお客さんが来なくなるんじゃないですか?」って意見もあると思いますが、同じサービス内容なら減ると思います。
でも、サービス内容も上げればお客さんは来ます。
これはお客さんが「価値」にお金を払っているからです。
払った金額ー満足度=価値 です。
なので、お客さんを満足させられれば価値は落ちません。
ここの部分に関しては、お客さんにも何度もお話いているのですが、やっぱり価格を上げることに対する不安って大きいんですね。
それでも、価格を上げていかないと薄利多売ってビジネスモデルが成り立たなくなっていくと思うので、ぜひ「価値を上げる」という部分について考えてみてください。
ということで、今回の話は人口が減っていく日本で勝負するなら薄利多売は厳しくなると思うよって話でした。
※あくまで日本のみで商売をしていく場合の話なので誤解のないようにお願いします。
今日も読んでいただきありがとうございます。
では!
2023.11.10