抽象化して考える

2023.02.16

昨日の記事で、「情報を簡単に切り捨てる前に一瞬仕事に転用できるか考えてみよう」という話をしましたが、それに関して1つ質問をいただいたので今回の記事でお答えしようと思います。


結構使える思考方法なのでみなさんに共有できればと思って記事でお答えする形にしました。


で、質問の内容は「どうやって転用できるかを考えるんですか?」です。


いきなり質問にお答えすると「抽象化して転用できるか判断する」です。


はい?どういう意味?ですよね。
記事を最後まで読んで欲しいからあえて難しい書き方をしました。笑


冗談はさておき、さっそくわかりやすく説明していきますね。


みなさん、ことわざ知ってますよね?
「鬼に金棒」とか「猿も木から落ちる」とか昔から伝わっている教訓みたいなやつですよね。


この、ことわざを例に使って話を進めます。


「猿も木から落ちる」
言葉の表面だけ見ると、まさに猿も木から落ちることがあるよって意味ですよね。


これじゃ正直僕の仕事には全く使えないです。
お猿さんと一緒に仕事をしてないので。
「木登りが得意な猿でも木から落ちることがあるんだぁ」で終わりです。


でも、「どんな名人でも失敗することがある」って意味なら仕事に転用できるじゃないですか。


「得意な仕事でも油断するとミスが出てしまうから気をつけないとな」という風に考えられるわけです。


これが抽象化なんですね。


「木登りが得意な猿でも木から落ちる」って具体的な話から少し話を大きくとらえて「名人でも失敗することがある」という部分まで話を拡大するんです。


これを踏まえて、もう一個。
以前の記事の話を交えて他の例を出してみます。


フォードが流れ作業で行うライン生産方式で部品の規格化、作業の単純化で車の大量生産に成功したという話があったときに、「うちは車作らないから関係ない」で切り捨てるのは勿体無いよねってことです。


もう少し抽象化して大きく考えてみると、「商品の種類を絞って、誰でもできるような簡単な作業に分けて、流れてくるベルトコンベヤーで作業すれば大量生産って可能なんだ!」ってことが分かるわけですよね。


これが「あれ?うち加工食品作っているけど、この方法うちもできないかな?」ってところまで思考がいけば勝ちじゃないですか。


この2つの例はすごく簡単な話ですが、結構日常で使える思考方法だと思うので、是非この抽象化を試してみてください。


今まで即座に切り捨てていた情報がかなり有益な情報に変わることだってあるはずです。


で、非常に重要な話なので、ここだけは見逃さずに読んで欲しいのですが、この思考方法が「抽象化」というのかはわかりません。笑
僕が勝手にそう呼んでいるだけです。
もし正しい呼び方があれば教えてください。


でも、この思考法自体はすごく使えるので是非使ってみてください。


今日も最後までありがとうございました。
では!

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