売上の方程式

2023.01.18

売上が落ちてきたときに、あなたは何を考えますか?

売上低下に悩んでいる方のご相談に多いのが
「お客さんが増えない」
なんですけど、必ずしもお客さんを増やすことだけが解決ではないんです。

以前の記事で、
売上=客数×単価×回数
という話をしましたが、今回そこのお話をしますね。

改めて、1つずつ説明をします。

客数=「お客さんの数」です。
多くの人が売上を考えるときに最初に考える要素ですね。

単価=「お客さん1人あたりの売上」です。
これも特に説明はなくても大丈夫ですね。

回数=「同じお客さんが何回購入してくれるか」です。
月に1回購入してくれるのであれば「回数=1」ですし、月2回購入してくれるなら「回数=2」になります。

具体的に話を理解しやすくするためにラーメン屋の場合で話を進めますね。

ラーメン屋Aの1月の売上の式が下記だとします。
1000人×700円×1=700,000円

これは、1月に1000人のお客さんが700円のメニューを頼んでくれたということになります。

回数の部分が1なので、リピーターさんは0人ということになります。

ここで、売上に悩んだラーメン屋Aは
「休日いらないからお客さんを増やそう!2月は2000人を目指そう!」
と決意をします。

そして休みを返上して無事、2000人達成。

売上は
2000×700×1=1,400,000円
になりますね。

でも、140万の売上はあるけど休みないやんけ!
となります。

でも、休日を作ると売上は減るしどうしよう、、、、
(人を雇え!とかは今言わないでください)

ここで、先ほどの式を思い出してください。

売上=客数×単価×回数

これ、ポイントは「かけ算」なんですね。

つまり、さっきは客数を倍にして売上を2倍にしましたが必ずしもそうする必要はないんです。

例えば、一度来てくれたお客さんに対して月内限定で使えるクーポンを発行すれば、「回転」の部分が増やせますし、利益率の良いメニューを作って「単価」を上げることもできます。

具体的には、1月に来てくれたお客さんに対して2月限定で使えるスペシャルラーメン(1,400円)の大盛り無料クーポンを発行します。

そのクーポンを持ってリピートしてくれる人が半分いたとして、500人です。

2月も1月同様に新規のお客さんが1000人しか来なかったとしても、
1000×700×1=700,000円
の新規顧客売上に加えてクーポンを持ったリピーターさんの
500×1,400×1=700,000円
が加わって140万円となります。

休み0でお客さんを2倍にして140万円。
工夫をして今まで通りの休みで売上を140万円。

あなたはどっちがいいですか?

この例はわかりやすくするために極端な話をしましたが、実際現場で起きていることも同じです。

お客さんを増やす努力は当然大事なのですが、今のお客さんの来店数を2倍にする工夫、今のお客さんの単価を上げる工夫も同じくらい売上には必要なんですね。

この話は本当に大事なので、関連する話を今後もしていきますね。

ということで、今日は売上を作っているのはお客さんの数だけじゃないよって話でした。

今日も最後までありがとうございました!
では!

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