マーケティングという言葉のせいなのか、インパクトがないからか分かりませんが、ご相談をいただくなかで僕たちの提案を聞くとお客さんって結構がっかりしたりするんですね。
なぜ、ガッカリするのかと言うと「おそろしく地味な提案をする」だからです。
お客さんは真逆を期待していて、斬新さや派手なアイデアを期待しているのですが、実際のところは全然違うんですね。
確かに、漫画を使っての集客など面白いご提案もあるのですが、根本的には、どぶ板営業の徹底だったり、SNSのこまめな更新だったり、支出を見直して事業投資の提案だったりをするんですね。
それが一番お客さんのためになるのでガッカリされるのを分かっててもご提案させていただくんですね。
どんな分野でもそうなんですけど、その分野で長けている人って「基礎」がしっかりしているんですね。
僕はサッカーをやっていたのですが、やっぱり上手い人って基礎がしっかりしている。
でも、サッカーの素人や初心者はプロ選手の「派手さ」に憧れるし、地味な基礎をすっ飛ばして派手な技をマスターしようとする。
で、なぜそうなってしまうかと言うと基礎って凄く地味だし、本当に上手い人って基礎を完璧にこなすので、それが「上手い」と認識されないんですね。
やっぱり派手な技の方が記憶に残るし上手く見えるんです。
経営者がよく読んでいる「孫氏」でも、負けない戦をすることが重要と言っているんですけど、まさに会社も同じなんです。
派手で難易度の高い戦術よりも、基礎を徹底した負けない方法で戦う方が勝算を高いんですね。
なので、派手さに憧れることは全然良いと思いますが、地味で面白くない基礎を徹底して土台を作ったうえで挑戦する方が会社としては健全に経営できると思います。
ということで、やりたいorやりたくない、という次元で考えるのではなくて、勝つor負ける、という次元で経営を考えないといけないよって話でした。
今日も最後までありがとうございました。
では!
2023.11.10