今日は昨日の話の続きをします。
軽くおさらいすると、商品を届けるためには「広く浅く」ではなく「狭く深く」届ける相手を限定することで結果的に多くの人に届きますって話をしました。
で、「狭く深く」届けるためにターゲットや、より細かく具体的な人物像であるペルソナを設定することが必要ですよと。
ただ、実際にはペルソナ設定に苦戦している人は多いと思うので、今日はそこらへんの話をしますね。
実は僕も結構ペルソナ設定は苦手で、その度に思うのが「え?こんな人本当にいるか?」です。
だって、ターゲットは実際に存在する集団ですがペルソナはあくまでも自分たちで作り上げた架空の人物であるわけで。
せっかく考えた抜いたペルソナと同じ属性の人間が存在するのかは正直分からないですよね。
とはいえ、やはり「狭く深く」届けることは必要で。
さぁどうしよう。
と考えた僕がとった手段は「まずはペルソナ自分で試す」です。
この手段は大規模なプロジェクトになってくると使えないかもしれないですが、商品開発に関わる人が多くない場合はあなたのことを知っている人の方が多いと思うので共通認識も作りやすいと思うんですね。
この「ペルソナ自分」を使う場合、ターゲットの属性とペルソナの属性が違う(20代女性がターゲットなのに、ペルソナのわしは男やんけ。みたいな)ということが出てくるので多用はできないのですが。
それでも紹介するのは実際使えたからです。
だって、そもそも商品開発に関わる自分が商品に魅力を感じられませんって絶望的じゃないですか。
少なくとも開発する自分たちだけには響いてないとダメですよね。
独りよがりな商品を開発してしまわないように注意する必要はありますが、「自分だったら買うかな?」って一歩引いた目で考えるのは凄く大事かと思います。
と言っても、やはりペルソナ設定はできた方が良いし「ペルソナ自分」は万能な手段ではないので、困ったら使う一手くらいにとどめておいて欲しいです。
ということで、今日はペルソナ設定に苦戦したら一回ペルソナ自分で試してみると意外と使えるって話でした。
大した解決法ではないのですが、少しでも参考になれば幸いです。
今日も最後までありがとうございます。
では!
2023.11.10