ゴッホとピカソの違い

2023.01.12

あなたは絵画が好きですか?

僕は休日にたまに美術館に行く程度には好きです。

詳しくはないけど好きってレベルですね。

で、特に好きなのはゴッホ。

絵について詳しくない人もゴッホの「ひまわり」とかは見たことある人が多いかと思います。

そんなゴッホですが、実は生きている間は全然絵が売れなかったんです。

生きている間に売れた絵は1枚なんて話も。

だから、弟に生活の援助をしてもらいながら芸術活動をしていたんです。

一方、絵画に興味のない人でも同じく名前を知っているピカソ、この人はゴッホとは対照的に大金持ちでした。

ピカソの遺産は、作品や家や現金などを加えると、日本円でいうところの7500億円ほどあったといいます。

ピカソはゴッホと違い、生きているから売れっ子の画家でお金には困らない生活を送っていたんですね。

なぜ、ここまで違うのか?

当然、時代に合った、合わなかったという答えも1つだと思います。

でも、それじゃ今日のお話は終わってしまうので別の観点からお話しますね。

今回の話は、ピカソから教わるお金を引き寄せるヒントみたいなお話です。

話を戻して、ゴッホとピカソの明確な違い。

ピカソにあって、ゴッホになかったもの。

それは、商売の才能(知識)です。

ピカソが商売上手だったことは結構有名で、それを証明するエピソードもたくさんあります。

そのなかから1つ。

ピカソは新しい作品を創ると、展覧会を開き、画商たち(絵画の売買をする人)を呼び、作品の背景や意図を自ら解説したのです。

なんで?

ピカソは、絵そのものよりも、絵の背景にある物語に人間が惹かれると分かっていたからです。

そして、画商が集まると競争が始まり価格もどんどん上がっていくことを知っていたからです。

だからこそ、画商たちを呼んで自ら作品の解説をしたんです。

絵の才能もさることながら商売の才能も抜群ですよね。

人が何に心を動かし、どうすればお金を払うのかを知っていたからこそピカソは売れっ子の画家だったんです。

僕個人的な意見としては、芸術と商売を一緒にしたくはないのですが、お金が無ければ作品を創ることも厳しいということも現実です。

もしも、ゴッホにも絵を描く才能だけでなく絵を売る才能があったならば、どうなっていたのかな?
もっともっと作品を創り続けたのかな?
とか色々と想像してしまいます。

好きなコトで生きるには、好きなコトを多くの人に届ける知識、それをお金にする知識も必要なのでしょう。

とはいえ、人には得意不得意があります。

描く人が得意な人もいれば、売ることが得意な人もいます。

なので、得意分野で勝負することは間違っていないと思います。

苦手分野をどう対処するかという話ですね。

最後に、ピカソの商売上手?なエピソードをもう1つ。

とあるレストランに訪れたピカソ(当時40歳)に対して、スタッフが絵を描いてくださいとお願いしました。

その場でささっとナプキンに絵を描くピカソ。

そして、「はい、100万円になります。」と請求。

焦るスタッフ。
「え、30秒で描いた絵が100万ですか!?」

余裕のピカソ。
「いやいや、この絵は30秒で描かれた絵じゃありません。40年と30秒かけて描いた絵ですよ。」

半分冗談なのでしょうが、ピカソの発言には「目の前の30秒で描かれた作品を見るだけではなく、それを描くにあたった歴史や背景を見ろ」と言っているようにも感じてしまいますね!

あなたも人は何に魅了され、何にお金を払うかを考えてみてください。

今日も最後までお付き合いありがとうございました!
では!

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