今日は本当にそれってコロナのせいなの?って話をします。
日本でも3月13日からマスク着用を屋内・屋外を問わず個人の判断に委ねると決定したり、居酒屋さんも深夜でも営業したりと、数年前と比べて規制が緩くなってきましたよね。
この規制緩和の勢いそのままに調子を落としていた企業も復活するのかと思いきや、売上が戻ったとお店と売上が戻らないお店があります。
売上が戻った企業、戻らなかった企業、どちらの企業の方ともお話させてもらっているのですが、気になるのは後者の企業なんですね。
「コロナになってから売上が急激に下がり、そのまま戻らなくなった」というご相談を何度かいただいたのですが、よくよくお話を聞いていくと、どうもコロナ前から売上は下がっているんですね。
そもそも、コロナ前と言われる2019年10-12月期の日本のGDPはマイナスなので、コロナ前の段階ですでに平常時よりも経済活動自体が落ち込んでいるんですね。
だから、コロナによって売上が激減したのも事実なのですが、それよりも前に売上が減る原因も存在したんです。
そんな背景があるにも関わらずに、「コロナのせいで」で終らすのって危険だと思いませんか?
それこそ本格的にコロナの規制が撤廃されても、コロナじゃない部分に売上低下の原因があるとしたら売上って戻らないわけですよね。
だから、今売上が戻っていないのは本当にコロナのせいなのかって部分は突き詰めて考えてないといけないと思います。
実際、コロナでの規制で大きな打撃を受けたとされている飲食店でさえも売上を順調に伸ばしたお店はありますし、今のタイミングでお客さんが戻ってきたお店もあるわけなので。
ついつい自分にとって不都合なことがあると責任の所在を自分以外のどこかに探したくなりますし、「コロナのせいで」と言ってしまえば全てが仕方ないように感じられるのですが、それではお店の売上が伸びないままなので歯を食いしばって自分たちの弱い部分を修正していくしかないんですね。
ということで、今日は少しシビアな話になってしまいましたが、繁盛している企業があるということは自分たちにもチャンスはあるということなので前向きに頑張っていきましょう!
今日も最後までありがとうございました。
では!
2023.11.10